お知らせ・代表コラム

「決算書が読めるようになるには?」の私の答え

職業柄、たまに「決算書が読めるようになりたいのだけど、どうにも頑張れない。どうしたらいいですか??」という相談をいただくことがあります。
結構多いですね(笑) 二桁は聞かれている気がします。

個人的には正解の答えを持っています。
ずばり、「20万円分だけでよいから株を買ってみませんか??」。
そして買う銘柄を選ぶ際には2つだけ条件を決めてほしいと思っています。

 ・3年間はどんなことがあっても売らないと決められる銘柄
 ・3年間配当が貰い続けられるか、3年後に株価が上がると思える銘柄

これらの条件を持って銘柄を選び、さらに「決算書が読めるようになりたい」というモチベーションがあれば、絶対に読めるようになると思っています。

要は人間、必要に迫られないと頑張れないものだ…ということだと思っていて。
自分の20万円という大切なお金で何を買うか?となると、購入候補の会社のことを知りたくなるし、その会社がどんなことにお金を使っているのか嫌でも気になってくるはずだと思っています。
家電製品だって、高額なものを買うときには、ついつい製品情報や口コミを調べてしまうものです。

株という「製品」を買う時の情報収集として、決算書はとても有用ですし、最終的に詳しくまで読まなかったとしても、会社の財務データに触れてみる機会を得るには十分だと思っています。
貸借対照表だ損益計算書だと形を意識するのはもちろん良いことですが、それよりも何よりも数字から会社を見る、比較してみるという経験が大切だと思っているので。

ずっとこの「正解」を持って回答してきて、実際に「助かった!」という声をいただいていたので多少自信をもっていました。
ただ、つい最近20代前半の会計士受験生に同じアドバイスをした結果、「その後、SNSで調べたら色々と解説している人がいたから結局その人のおすすめ銘柄買いました!」という顛末を聞かされて、膝から崩れ落ちそうになりました(笑)
今時といえば今時ですが…。

おいおい、曲がりなりにも会計士の卵さんだろ、、、と突っ込みたくなりましたが、本人にも伝えたのでもうノーサイドです(笑)


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